秋はやっぱり夜空だね!

以前「夏は音」という記事を書きました。

春夏秋冬をはっきりと感じることのできる北海道。そこで感じる自分なりの風物詩を紹介しています。

今回は秋について触れたいと思います。秋といえばズバリ「夜空」!これに尽きます。

「星空なんていつみても同じ…」そう思う方もいるかもしれません。ですが季節によって星の見え方は全く違うのです。特にこれからの季節は空気が冷えると同時に空も澄みわたり星がはっきり見えてきます。“星が降ってくるような光景”というのはまさにこのことだと思います。

気温が低くなればなるほど星は美しく瞬きます。…ということは冬が一番美しく見えるということで、マイナス30℃近くまで冷え込んだ日の夜空は半端なく美しいです。ではなぜ冬ではなく“秋といえば夜空”なのか?理由はマイナス30℃の屋外でじっと星空を見上げていることなんてできないからです。じっとしてたら“寒すぎて鼻がもげるんじゃないか?”というくらい体の末端の感覚が無くなってきます。ですから、ちょっとだけ冷えた秋の夜空が丁度良いと思うのです。その日にもよりますが気温が10℃前後になる夜10時以降は素晴らしい星空を見ることができます。「天の川」なんて普通に見えてしまいますから…。運が良ければ流れ星を拝めることも。

掲載した写真は自宅付近で撮影したもの。これ合成写真ではありません。ちょっと外に出ればこんな光景が当麻には広がっているんです。星空が一番美しく見える町として売り出したいくらいです(オーバーかもしれませんが…)。都会のように夜遅くまで空いている施設もなく、夜10時を過ぎると家の明かりも少しづつ消え始めます。生活音が消え、シーンと静まり返る時間。その中で「今見えている星の光は何億年前に光ったものなんだろう…」、何万光年も離れた場所から届く光に宇宙のロマンを感じ、森羅万象、色即是空、空即是色…いろんなことに思いを馳せ、秋の夜長を満喫するのも乙なもんです。